バレエの基本的テクニックの上達方法【基本の小さなジャンプ編】
2018.03.26
※この記事は 約4分51秒 で読めます。
バレエの基本的テクニックの上達方法の基本の小さなジャンプ編です。
アレグロなどで行われる小さなジャンプ(シャンジュマンやアッサンブレなど)とグランワルツで行われる大きいジャンプ(グランジュテなど)の二つに大まかに分かれます。
今回、小さなジャンプから説明します。
最初は両手バーで練習してください。
5番ポジションのスーブルソー
右足前5番ポジションスタート、ドゥミプリエから両足空中で右足前五番になるよう、足を寄せながらジャンプ、そのまま最初のポジションに着地。
上達練習方法のポイント
5番両足ドゥミプリエからルルベアップの時と同じ筋肉の使い方でアンディオールを強くしながら、ルルベアップの時に後ろの踵が正面から見えるくらいクロスして飛ぶ。足の小指の付け根の骨が最後に床を蹴る。着地は爪の先から足の裏を柔らかく使いながらドゥミ・プリエにおりる。
アントルシャロワイヤル

1のようにスーブルソーし降りる時に右足後ろに足をチェンジして5番ドゥミ・プリエに着地。
上達練習方法のポイント
足をチェンジするときに空中で足を開き過ぎないように注意する。
シャンジュマン

右足前5番ドゥミ・プリエから空中で一番ポジションを通過して右足後ろ5番ドゥミ・プリエに着地する。
上達練習方法のポイント
着地の際、爪先から床につき小指の付け根から踵前5番ポジションに足の裏を使って土踏まずがおちないように着地。バーレッスンの時に行うドゥミ・プリエと同じ形になるように、出っ尻になったり背中の張りがなくならないように気をつけて。
アントルシャトロワ
右足前5番ドゥミプリエから右足前5番ポジションに空中で飛び着地の時、右足を後ろシュルクドゥピエ(デリエール)か左足前シュルクドゥピエ(ドゥバン)のどちらかのポジションに着地。

前のシュルクドゥピエのポジションは、片足つま先が軸足内側の踝に付くところ。

後ろのシュルクドゥピエは軸足外側の踝に片足の内側の踝が縦に並ぶポジション(軸足踝が下)
上達練習方法のポイント
シュルクドゥピエに着地するときの両膝の張りに注意する。着地後のドゥミプリエの時、腰をたて足の付け根を折らないように伸ばし、腸骨を左右に引っ張りシュルクドゥピエの踵をしっかり前に押し出す用に両足ターンアウトが大事。
アントルシャカトル
右足前5番ドゥミプリエからジャンプ、右足後ろの5番に空中で重ね着地の時、右足前5番の最初のポジションに戻る。
上達練習方法のポイント

足を前後にバタバタ動かし過ぎる事が多いので、まずは2番ポジションからジャンプし空中で両足寄せ5番ポジションに重ねたら、2番の最初のポジションに着地する。これが出来るようになったら次は空中で足をチェンジし反対の五番ポジションも作り着地する練習をする。2番ポジションは、腰から足にかけてターンアウトが意識し易い。ターンアウトした筋肉のままジャンプし易くなる。 筋肉の動かし方を間違えないように。
アントルシャサンク
右足前5番ドゥミプリエポジションからアントルシャカトルと同じ様にジャンプし前か後ろのシュルクドゥピエで床に着地する。
上達練習方法のポイント
あまり足を動かす事を意識せず吸い上げる様にジャンプをし着地の時、お腹と骨盤周りの筋肉をしっかり使い真っ直ぐ片足ドゥミプリエに着地、シュルクドゥピエのつま先が内に入らないように踵前のターンアウトを常に気をつける。
アントルシャシス

右足前5番ドゥミプリエからジャンプし空中で右足後ろ5番、チェンジして前5番、着地する時もう一度チェンジして左足前5番ドゥミプリエポジションに着地。
上達練習方法のポイント
アントルシャカトルの時と同じく2番ポジションから練習する。アントルシャカトルはドゥミプリエの時、5番ポジションに着地すれば良いがアントルシャシスは空中での5番ポジションのチェンジが1つ増える。
アッサンブレ

右足後ろドゥミプリエのまま右足を横に床を擦り出す、右足が床上10センチくらいになったら空中で右足前5番ポジションそのままドゥミプリエに着地する。
上達練習方法のポイント
飛び急がないでしっかりドゥミプリエのまま右足が床をしっかり擦ってからジャンプする。ドゥミプリエは正しく土踏まずが落ちて膝が内側に入らないように足の付け根を起こしまっすぐドゥミプリエする。
ジュッテ

右足後ろ5番ドゥミプリエからアッサンブレと同じ様に右足を横に床を擦りジャンプし左足後ろのシュルクドゥピエに着地する。 (ジュッテソテ)左足後ろシュルクドゥピエのまま、軸足のつま先が伸びるよう片足でジャンプする。 (連続ジュッテ)シュルクドゥピエの足は後ろ5番ポジションに置いてから、後ろに置いたその足からジュッテをする。
上達練習方法のポイント
シュルクドゥピエに着地する時は移動しないよう擦った足が軸足の場所に着地する様にする。シュルクドゥピエが中に入り過ぎ軸足の正しいポジションから外れる事が多いのでシュルクドゥピエの膝の張り、場所に気を付ける。